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V12ジャガーに乗る前に

最近、XJSやダブルシックスの値段がこなれてきた事もあり、これらセミクラシックジャガーに乗りたいと思っている方も増えてきたようです。
私が(やはり憧れであった)XJSのV12に乗り始めた前後で、周りで新たにV12を購入された方もかなりいらっしゃいます。
自分でこういうクルマを所有してみて思う事を書いてみようと思います。
これはむしろこれから乗ってみたいと思っている方向けの記事です。


V12ジャガーに乗る、と言っても2通りあると思います。
ひとつは「とりあえず興味があって乗ってみたい」という場合。
もうひとつは「今後できることなら一生乗りたい、出来る限り長く乗りたい」という場合。
いずれを選ぶかでクルマ選びは全く異なってきます。


いずれにせよ、安く買えるにこした事は無いでしょうが、特に前者では「とりあえず一度は」という所でしょうから、予算も限られてくると思います。
このような場合、決して程度を追求してはいけません。
ボディに若干錆があろうが、エンジンの始動性が悪かろうが、乗れる範囲であればある程度の不具合には目をつむるべきです。乗るからには程度が・・・という気持ちも分からないでも無いですが、程度を追い求め出すと全くキリがありません。泥沼の始まりです。
V12は少しくらい調子を崩しても、体験した事無い人にとっては、まだなお素晴らしくスムーズでパワフルなエンジンです。乗り心地も素晴らしく、とりあえず体験するには十分です。
それこそ、エアコンも夏の度にガスだけ追加で入れるとか、対処療法をしていき、出来るだけ出費を抑えるのが吉でしょう。
あまり拘ったり深く考えたりしてはいけません。「V12オーナーになったからこだわりを見せないと・・・」などとは思わない方が懸命です。


後者の場合、予算があまり無いなら少しずつ手を入れれば良い、という考えもあるでしょう。
しかし、これもなかなか大変です。
一度エンジンが調子を崩すとピンポイントで原因を探るのが難しく、結局あれこれ換える事になるからです。
ある程度(50-100万)は予算を組み、一気に整備をしてしまっておいた方が、後々楽になると思います。
特にエンジン周りを重点的に整備するべきです。足回りはかなり丈夫で、何とかそれなりに乗れてしまいます。エンジンはぐずり始めると鬱陶しいので、最初に最低でも点火系を一新し、安いセンサー類も替えてしまった方が良いでしょう。


エアコンも、一式換えると30-50万とよく言われますが、ホースもコンプレッサも安く交換出来ます。
コンプレッサは社外品なら5万程度、ホースもXJSの後期なら一式5万でおつりが来ます。エキパンやドライアーまで入れても10万円程度ですから、あまり心配する事はありません。
ルームエアコンを1基買うのと同じ感覚でいればよいでしょう。


高いクルマが良いクルマという訳でもないので難しい所です。
200万以上出す場合は、「これ以上無い!」というコンディションの場合だけにしておきましょう。
初心者にはコンディションなど全く分からないので、かならず知識のある人間に一緒に見てもらう事が肝心です。
周りにそういう人がいなければ、出来るだけ近辺で開かれるオーナーズミーティングに参加し、話を聞き、あわよくば乗せてもらいましょう。一度いい状態のクルマに乗れば基準が出来ます。あるいはそのクルマが「これ今ひとつなんだよねえ」とオーナーが言うような車でも、どの程度から「今ひとつ」という感じなのか、身を以て体験出来るのは大きいです。
正直、私も最初は何度も「V12なんてこんなもんか、大した事無いな。6気筒でも全然良い線行ってるな」と口走りましたが(それでも6気筒よりはスムーズですよ)、しっかり手を入れた今では、購入当初よりはもちろん、以前人に乗せてもらったクルマよりもスムーズで、パワフルになり、購入時とは全く違う状態になりました。それでも購入時にコンディションがそんなに悪かった訳では全くありません。むしろ中古車としては良い方だったと思います。それでそんな状態ですから。いかにV12が恐ろしいエンジンかという事が分かると思います。


まあ一度仕上げてしまえば、普段乗りに使っても十分耐えるクルマだと思います。
夏でもクーラーがんがんで普通に乗れています。都心部のような過酷な状況でない限り、特段対策が必要とも思えません。人口100万人以下の地方都市にすんでいる方なら何ら問題なく乗れるでしょう。


ただし、ボディの防錆技術はXJ40以降のモデルに比べて悪いので、屋外に駐車する方は若干注意が必要になるかもしれません。特に前期XJ-S、DD6は注意が必要です。


確かにV12は、フェラーリやランボと言ったスーパーカーにも積まれるユニットなので、いくらSOHCで出力が控えめと言ってもやはりそれなりの覚悟は要ります。
かといって、深く考えすぎるとやってられないのも事実です。
あまり軽い気持ちで乗ると後悔するのはあたりまえですが、かといって、自分がこのクルマの面倒を見なければ、とか、V12に乗っているんだからやらなければならない、とか、歴史的な名車だから、とか、重い考えは捨てましょう。
折角の趣味車ですから、楽しくなくては意味がありません。


最後に。
良く「自分には身分不相応だから・・・」とか言って躊躇される方もいらっしゃるようですが、私とてまだ32の若輩、そんなものは関係ありません。
たかがクルマに人間が付いていけないなんて事はないんです。
何となく乗っていればそれなりになじんでくるでしょう。
今乗らないと、どんどん値段も上がり、タマも無くなりますよ。


と言って煽るのは良くないんですよね・・・
本当に無くなられたら困るので^^;

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